3.11は東日本大震災があった日です。
早いものであれから10年たちました。
地震発生時の速報時のマグニチュードは7.9と発表されましたが、最終的にマグニチュード9.0に修正され、戦前の明治三陸沖地震や高速道路が倒壊した阪神淡路大震災の規模をはるかに超える、過去最大規模の震災でした。
世界の中でもマグニチュード9.0を超える規模の地震は数えるほどしかなく、1960年のチリ地震のマグニチュード9.5。1964年に発生したアラスカ地震の9.2。2004年のスマトラ島沖地震の9.1に次ぐ、世界でも4番目の地震の規模でした。
この東日本大震災が発生するまでは、日本でマグニチュード9クラスの地震が起こるとは、誰もが予想していなかった出来事でした。
そして津波の恐ろしさも、おそらくほとんどの人が実感できていなかったでしょう。
以前スマトラ島沖地震が発生したときに、津波が発生したニュースは目にしていましたが、日本の地上で津波によって住宅や車が軽々と飲み込まれていく映像は見ている誰もが衝撃を受けました。
これは地震発生当時、仙台空港で撮影された映像です。
この震災以降、津波と言う言葉の意味が大きく変わった瞬間でした。
これを物語るように、歌手のサザンオールスターズで最大のヒット曲となったTSUNAMIと言う代表曲がありますが、この震災以降、コンサートでは一度も歌われていません。
目次
東日本大震災が起きた時、パチンコ店はどうなったのか?
もしパチンコやパチスロを遊戯中に地震が発生した場合、どうなるのでしょうか?
東日本大震災が起きた時は10年前ですが、その当時はまだスマートフォンが普及しておらず、若い世代も含めほとんどの方がガラケーを利用していた時代でした。
今ではみなさんが当たり前のように使っているLINEも、この大震災が発生した後に作られたので、当時の人々のコミュニケーションはもっぱら携帯メールが中心で、この当時の情報源は、携帯電話に付いていたワンセグでした。
そしてまだYouTuber自体が存在していなかった時代なので、動画をネットにアップするという行為自体が少なかったこともあり、震災時のパチンコ店の動画をYouTubeで探しましたが、見つけられませんでした。
その代わり、2016年に熊本で震度7の地震があった時のパチンコ店の様子が、動画で公開されていました。
2016年熊本で震度7の地震が起きた時の、パチンコ店の様子です。
動画を見るとわかりますが、多くの方が店から避難している中で、震度7の地震があったにもかかわらずスロットを打ち続けている人、そして落ちたメダルを拾い続けている人もいます。
東日本大震災でも、おそらくこれと似たような状況だったことでしょう。
もしこの時このパチンコ店に東日本大震災のような大津波が来ていたら、客はもちろん、店員も巻き添えになり命を落としていたかもしれません。
客観的に見れば、避難せずに残っている客は、場合によっては殺人者と同じことをしていることを、強く認識する必要があるでしょう。
地震があった時、出玉保証はしてくれるのか?
地震発生時にパチンコやパチスロで大当たり中の人が気になるのは、おそらくこのことでしょう。
色々調べてみましたが、出玉保証をするのかは最終的には店の判断になります。
パチンコ店に行くと、よく張り紙で天災時は出玉保証しませんと書いてあるケースがありますが、東日本大震災や熊本地震では、店舗の裁量で保障されたケースもあります。
ウチはパーソナルシステムだったので、割りと正確に当日の出玉状況を把握出来たので、ほぼ補償させて頂きましたね。会員カードを差して遊技しているお客様はほぼ正確に補償が出来るので、ラクですね。浜線の方は店舗取り壊しでしたので、貯玉の方ももちろん補償対応しています。
https://pachiseven.jp/articles/detail/2711 熊本県人ないお氏と天草ヤスヲ氏に付いて行った茨城県人が考えたこと:後編より一部引用
パーソナルシステムと言うのは、パチンコ玉を椅子の後ろにドル箱で積み重ねていくのではなく、下の受け空に設置されている計測器でカウントされる仕組みのことです。
このパーソナルシステムによって、出玉はきちんと記録されているので、監視カメラなどの映像をもとに本人確認を行えば、ある程度正式な保証は可能となるでしょう。
これは熊本地震で被害を受けた店舗のインタビュー記事ですが、地震の影響で店舗が取り壊しになったパチンコ店でも、出玉は保証されました。
東日本大震災でもそういった対応をしたパチンコ店があったことも、実際にユーザーから報告されています。
出玉保証しないとユーザーから見捨てられる可能性がある
今の時代はコロナの影響で、パチンコ店の経営は苦しい状況が続いています。
ミリオンゴッド凱旋やハーデスと言った人気機種が撤去され、さらにコロナの影響で客足も減った店舗の中には、店を閉める決断をした店舗も少なくありません。
もし同じ地域にある二つのパチンコ店で、一つの店舗では出玉保証が受けられ、もう一方の店舗では天災を理由に出玉拒否をした出来事が場合、当然拒否した店舗へ行くユーザーはその後激減するでしょう。
今の時代はネットで情報収集すれば、その事実が全てわかってしまいます。
出玉を拒否したという情報は、ネットでもあっという間に広がってしまうので、拒否したことによる多くのユーザーを失うリスクを考えれば、天災発生時に出玉保証をするメリットは、店側にも十分あると言えます。
そして動画を見れば感じると思いますが、震度7の地震が発生して大勢の人が避難している中でも、ひたすらST中の台を打ち続ける人がいます。
出玉保証をしないと、自分の命より目の前のST機を打つ選択をするユーザーがいるから
幸いケガ人は出ませんでした。
でもですね、コインと玉の補給塔が派手に壊れたんですよ。
そうなると、どうなると思います? 私も防犯カメラで確認したんですが、玉とメダルが宙を舞うんです。まさに玉メダル乱舞です(笑)
さらに驚くのはそんな中でも遊技を続けるお客様がいらっしゃったことです。なかなかの根性ですよね。
多分ST中だったんでしょう。
あとですね、1回目の地震の時はもちろん営業時間内だったので、30名ほどのお客さんが遊技していらっしゃいました。
地震がおさまった後、ウチのスタッフが拡声器を使ってお客様を外に誘導したんですが、そんな中でも景品交換しようとするお客様も数名いらっしゃいました。パチンコユーザーは強いですね(笑)
https://pachiseven.jp/articles/detail/2711 熊本県人ないお氏と天草ヤスヲ氏に付いて行った茨城県人が考えたこと:後編より一部引用
これも2016年に震度7の地震が発生した、熊本地震の時のパチンコ店の話です。
震度7の地震が自分の身の回りで発生しても、目の前のST中の台を優先する人。
拡声器で避難を呼びかける店員に対して、景品交換をしろ!と詰め寄る客。
はっきり言って、店員からしてみれば迷惑どころか、大大大大迷惑でしょう。
インタビューでは(笑)となっていますが、実際には(怒)の気持ちでしょう。
出玉保証を断った場合、当然ながら納得できないユーザーとトラブルに巻き込まれ避難が遅れた結果、最悪の場合、店員も含め巻き添えになってしまうリスクがあります。
店舗としては、出玉保証をすることによって避難を迅速に終わらせることで、そこで働いている店員の命を守る行動にも繋がります。
無理にパチンコやパチスロを打たなくても、仮想通貨や株式投資もある
もし震度7の地震が大当たり中に発生したとしても、その台から動けないほどお金の魔力に取りつかれているなら、パチンコやパチスロをそもそも打たなければいい話です。
私もコロナ前までは、パチンコやパチスロを良く打っていましたが、ミリオンゴッドの凱旋が昨年撤去されてからは、一度もパチンコ店に行っていません。
その代わり、株式投資や仮想通貨に力を入れています。
IPOに当選すれば数十万円の利益も見込めますし、ビットコインはずっと持ち続けていれば資産が数十倍になった人もいることでしょう。
株式投資や仮想通貨をやってみて思いましたが、今の出玉規制だらけのパチスロより、株式投資や仮想通貨の方がはるかに魅力があると思います。
これは昨年新規公開したrakumoのIPOが当選し、含み益が約28万円になった時の画像です。
これをスロットで当てるとなると、等価交換で14,000枚が必要になるので、ハーデスや凱旋があった時ならまだしも、今の六号機でこれと同じ金額を1日で得るのは相当困難でしょう。
この画像はビットフライヤーで持っている仮想通貨の資産です。
今年はビットコインが600万円台に突入するなど一種のバブル相場となっている影響で、パチスロで勝った金額で少しずつ買っていた仮想通貨でしたが、今年に限って言えば13万円以上も資産が増えています。
ちなみにトータルではまだマイナスですwww
大部分をモナコインに投資していましたが、あの時ビットコインを買っておけばなぁ……と後悔しています。
イーサリアムはかなり上昇していますが……。
そういえば株式投資では、大震災後に原発事故もありサーキットブレーカーが発動する大暴落となっていたので、パチンコやパチスロでは考えられないくらい資産を減らすリスクもあります。
大震災では追証が多数発生し、ネットの掲示板やブログなどの情報で、数百万円から人によっては数億円の借金を背負った人もいました。
私自身トータルではまだ相当マイナスなので、儲かるからと言う理由でお勧めはしません。
しかし、億万長者になれる可能性を考えれば、今のパチンコやパチスロに比べれば、株式投資や仮想通貨の方がはるかに魅力があることも、また事実です。
もちろん、きっぱりギャンブルから足を洗うのも一つの選択肢です。
自分のためでもいいですし、何かパチンコやスロットの代わりに、世の中のためになることをしてみるのも、この機会に考えてみるのも良いかもしれません。