材料出尽くしで大幅に下がると思っていたGunosyが、まさかのストップ高に。
これには正直驚きました。
決算発表を見る限り、上方修正はあったものの、Sliceに関してのサプライズな内容は無く、昨日のPTSで当初は売られている状況を見ていたので、ストップ高になるとは完全に予想外でした。
こうしてみると、PTSの価格はあんまり参考にならないとも言えます。
逆に言うと、決算直後に950.1で売っていた人もいたので、上手くトレードできる人なら、PTSは安く仕込める場なのかもしれません。
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一時期マイナス80万円だった含み損が、+37万円に
Gunosyの株は長らく低迷していたので、一時期の含み損はマイナス80万円を突破していました。
それが、昨年12月にSliceの報道発表があってから株価は既に二倍以上となり、現在の評価額はプラス38万円まで増加しました。
たった4か月ちょっとで、資産が100万円以上も増えたことになります。
100万円と言うのはかなりインパクトのある金額です。
今の六号機では絶対に不可能ですが、四号機時代のミリオンゴッドなら、GOD役からストック全放出を引き当てたなら、一撃100万円も可能だったかもしれません。
既に20年近く前の話ですが、四号機の頃はあまりスロットを打っていなくて、当時大人気だった初代北斗の拳を少し打ってたくらいですが、そもそもお店がストック飛ばしをしていたら、全く意味がありませんねw
Gunosyのストップ高の要因は、溜まっていた空売りの買戻しが要因か?
材料出尽くしで下がると思っていたGunosyは、結局ストップ高になりました。
いろいろな要因はあると思いますが、個人的には大量に溜まっていた空売りの買戻しによる踏み上げが一番の要因かと思います。
日本政府によるインドの5兆円の投資の話が出てから、Gunosyは空売りが大量に増えていました。
Yahooファイナンスの信用残時系列データを見ると、3/25以降から明らかに売残が増えていることがわかります。
本日Gunosyの株価はストップ高となり、年初来高値を記録しているので、今年Gunosyで空売りをしている人は全員が含み損に転落しています。
空売りが怖いのが、今回のようにストップ高になってしまうと、損失は青天井に膨れ上がるリスクがあります。
このように空売りが多い銘柄で踏み上げのような状況が起きると、巨額な含み損に耐え切れず、成り行きでポジションを解消するしかない投資家が増えていくので、売りの買戻しで株価が上昇していくことは踏み上げ相場とも言われています。
機関の空売りもGunosyでは損切り中?空売りの減少が目立つ傾向に
「Gunosy 空売り」で検索すると、機関投資家の空売り状況を知ることができます。
機関投資家はゴールドマンサックスや、メリルリンチ、モルガンスタンレーMUFJと言った会社のことです。
インドの5兆円投資する報道があった後から、機関の空売りが相当増えましたが、ここ最近の売買動向を見ていると、機関投資家の買戻しも目立っていて、保有数が0.5%以下になってしまい、報告業務が無くなった会社もありました。
- メリルリンチ4/11に報告業務消滅
- Nomura International4/8に報告業務消失
モルガン・スタンレーMUFGは、4/13時点でまだ592,565株(2.450%)も空売りが残っています。
4/13には、新たにJANE STREET GLOBALが146,798株(0.600%)で登場しました。
GOLDMAN SACHSも、4/8時点では194,506株(0.800%)の空売り残があります。
このまま上昇が続くなら、これら機関投資家の空売りの買戻しも期待できます。
Gunosyの株を所有している人にとっては、このまま踏み上げ相場を期待したいところですが、相手はプロの投資家です。
一般投資家ではなく、それを本業で仕事にしている人たちが参入しているので、Gunosyを空売りするには、何か勝算あってのことでしょう。
Gunosyの投資したSliceに魅力を感じているなら、株価の変動に動じないことが重要
株価は短期間では大きく変動します。
空売りの買戻しで踏み上げ相場になるなら、通常よりも早い速度で上昇していくこともあります。
しかし、急激な上昇は永久には続きません。
ここ最近では、レーザーテックや、日本郵船、エムスリーと言った株価も、一時期あれだけ強く上昇していた株にも関わらず、ここ最近はどれも最高値からは大きく値を下げています。
最高値で売ることができれば一番理想ですが、そう上手くはできません。
私はGunosyの株価はまだまだ安いと判断していますが、やはり急落した時は不安になってしまいます。
せっかくあった含み益が、どんどん減っていくのは、耐え難いストレスです。
ではどうしたらいいのか?と考えていましたが、これはウォーレンバフェットさんのインタビューが非常に参考になりました。
このインタビューの中でウォーレンバフェットさんは「仮に明日から取引所が5年間閉まるとしても幸せな気分で所有できるビジネスを買うべきです」と語っています。
これを聞いて、まさにその通りだなと思いました。
日本の株式市場が閉鎖するなんて、ほとんどの方が想定していないと思いますが、直近ではロシアの株式市場が数週間売買停止になったのは記憶に新しく、そういったことも想定しなくてはいけない時代になりました。
株が売却できないというのは、恐怖に感じるかもしれません。
しかし、ウォーレンバフェットさんはそのように考えていません。
例え5年間市場が閉鎖しても、幸せな気分で所有できる株だと思えるなら、一喜一憂せず長く持ち続ければ良いと考えているからです。
私は例え5年間市場が閉鎖したとしても、Gunosyに関しては幸せな気分で持ち続けることができる企業だと思っています。
とはいえ、本当に市場が閉鎖してしまっては困りますw
もしこれからGunosyに投資しようと考えているなら、万が一のことも想定しながら、株式投資は余裕資金でやっていくことが重要です。